台湾発の AI セキュリティ企業である CyCraft Technology Corporation(以下、CyCraft)は、国際的な非営利団体 OWASP(Open Worldwide Application Security Project)が発表した最新の「AI Security Solutions Landscape(AI セキュリティ・ソリューション・ランドスケープ)」において、同社の生成 AI ガードレール製品「XecGuard」およびレッドチーミングサービス「XecART」が選出されたことを発表いたします。
今回の選出は、「Agentic AI(エージェント型 AI)」、「LLM & GenAI Apps(LLM & 生成 AI アプリケーション)」、「Agentic Red Teaming(エージェント型レッドチーミング)」の三つの主要分野にわたるものであり、グローバルな AI セキュリティ市場における CyCraft の技術的優位性を裏付ける結果となりました。
OWASP は長年にわたり、世界のソフトウェアセキュリティ標準の策定および普及を推進しており、その「OWASP Top 10」は業界における重要な指標として広く認知されています。AI の急速な普及に伴い、OWASP が提唱する AI セキュリティフレームワークも、グローバル企業が AI リスクを評価する際の重要な指標となっています。
最新の「OWASP Top 10 for Agentic Applications 2026(エージェント型アプリケーションにおける十大リスク)」では、2025 年後半以降に急速な発展を遂げたエージェント型 AI に関して、従来の LLM リスクに加え、「Agent Goal Hijacking(エージェント目標のハイジャック)」、「Tool Misuse and Exploitation(ツールの不正利用および不適切な呼び出し)」、「Rogue Agents(制御不能なエージェント)」などの新たな脅威が指摘されています。
企業による生成 AI および AI エージェントの導入が加速する中、モデルの悪用、プロンプトインジェクション、情報漏えい、自律型エージェントの制御不能といったリスクも急速に高まっています。これにより、AI セキュリティはもはやオプションではなく、企業にとって不可欠な基盤となりつつあります。今回、CyCraft のソリューションが OWASP のグローバル・ランドスケープに掲載されたことは、同社の技術力および製品価値が国際的なセキュリティ分野において高く評価されていることを示しています。
CyCraft は「AI セキュリティはオプションではなく、標準機能である」という理念を掲げており、これは防御策を AI の開発および運用プロセスへシームレスに統合するという、OWASP が提唱する方向性とも一致しています。同社の「XecART」と「XecGuard」は、企業における AI 導入の主要な二つのフェーズに対して、包括的な防御機能を提供します。
テスト・評価フェーズ(Test & Evaluate)
XecART は、目的逸脱、プロンプトインジェクション、ツールの不正利用といったリスクに対し、複数ターンの対話シミュレーションおよび自動化されたレッドチーミングを実施します。これにより、企業は複雑なマルチエージェント環境においても、AI エージェントが安全性、安定性およびコンプライアンスを維持しながら動作できることを事前に検証できます。
運用フェーズ(Operate)
XecGuard は、対話内容を継続的に監視・分析し、AI エージェントが本来の目的から逸脱したツール呼び出しを行っていないか、または不安全なワークフローを生成していないかをリアルタイムで検知します。同時に、XecGuard は業界ごとの規制、データ主権、および導入要件に応じて、API モードとゲートウェイモードの二つの提供形態を用意しており、既存の AI アプリケーション、エージェントアーキテクチャ、および社内業務プロセスへの迅速な統合を可能にします。

CyCraft の CEO 兼共同創業者である Benson Wu は次のように述べています。
「今回の選出は、CyCraft のイノベーションが世界的な AI 開発のニーズと合致していることを示すものです。当社はすでにレッドチームによる検証とブルーチームによるガバナンスを、企業の DevOps および SecOps プロセスへ統合し、LLM やエージェント型 AI に伴う新たなリスクに対するグローバルレベルのソリューションを提供しています。
セキュリティは AI イノベーションの障壁ではなく、その成長を加速させる推進力であるべきです。私たちは今後も世界中の AI イノベーターの皆様と手を携えながら、AI の発展を安心して加速できる未来の実現を目指してまいります。 」
CyCraft(サイクラフト)は、AI による自動化技術を専門とするサイバーセキュリティ企業です。2017 年に設立され、台湾に本社、日本とシンガポールに海外拠点を持ち、2026 年 2 月には台湾証券取引所に上場(証券コード:7823)しました。アジア太平洋地域の政府機関、警察・防衛機関、銀行、ハイテク製造業にサービスを提供している。CyCraft の AI 技術 と機械学習技術によるソリューションが評価され、CID グループ とテマセク・ホールディングス旗下のパビリオンキャピタルから強力なサポートを獲得し、また、国際的トップ研究機構である Gartner、 IDC、Frost & Sullivan などから複数の項目において評価を受けている他、国内外の著名な賞をいくつも受賞している。また、国内外を含む複数のセキュリティコミュニティ、カンファレンスに参画し、長年にわたりセキュリティ業界の発展に尽力している。