株式会社 CyCraft Japan(所在地:東京都千代田区、カントリーマネージャー:姜 尚郁)は、8 月 14 日、日本の情報セキュリティサービスを提供する株式会社セキュアイノベーション(本社:沖縄県那覇市、代表取締役:栗田 智明)との間でパートナーシップを締結しました。この度の提携を通じて、CyCraft のEASM 外部資産エクスポージャー管理プラットフォーム「XCockpit EASM」の販売および導入を強化し、日本全国の企業・組織のサイバーセキュリティ向上に貢献してまいります。
セキュアイノベーションは、2015 年に設立された日本の情報セキュリティサービスプロバイダーです。沖縄に本社を置き、東京、大阪、名古屋、福岡などの主要都市に事業拠点を構えています。日本の DX(デジタルトランスフォーメーション)が急速に進む中、セキュアイノベーションは顧客の潜在的なサイバーセキュリティリスクとニーズを明確化し、脆弱性診断、SOC 導入、エンドポイント監視・管理、インシデントレスポンスなど、多岐にわたる専門サービスを提供しています。IT人材が限られている日本の中小企業、教育機関、地方自治体などから厚い信頼を得ており、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、株式会社 QTnet、九州電力株式会社など、日本の大手企業からの投資も受けています。
CyCraft は、2017 年に設立された AI サイバーセキュリティベンダーです。台湾に本社を置き、日本、シンガポールにも事業拠点を展開しています。優秀なサイバーセキュリティ研究チームとデータサイエンスチーム、そして台湾が受けるサイバー攻撃に対する豊富なデータベースを強みに、AI を核としたサイバー脅威監視・リスク管理自動化プラットフォーム「XCockpit」を開発しています。同プラットフォームは、エンドポイントの検知と対応に特化した「XCockpit Endpoint」、アイデンティティ攻撃面管理を強化する「XCockpit IASM」、そして外部攻撃面管理に焦点を当てた「XCockpit EASM」を提供しています。2019 年に日本市場に参入して以来、2 年連続で「東京都中小企業セキュリティ強化プロジェクト」に選定され、日本の数百に及ぶ中小企業に CyCraft の自動化されたセキュリティ防御ソリューションを提供してきました。
この度のパートナーシップ締結により、セキュアイノベーションは日本市場において CyCraft の「XCockpit EASM」ソリューションを率先して展開し、CyCraft の日本における XCockpit EASM の主要販売パートナーとなり、順次 XCockpit IASM、XCockpit Endpoint、インシデント調査など、他のサービス販売支援も推進していく予定です。
DX とクラウド利用の普及に伴い、企業の IT 資産はますます複雑化し、ハッカーが利用できる攻撃面は拡大の一途を辿っています。そのため、攻撃面管理(Attack Surface Management, ASM)の重要性は日に日に増しています。
XCockpit EASM は、サイバー脅威監視・リスク管理自動化プラットフォーム『XCockpit』のモジュールの一つであり、外部攻撃面の自動検出機能を提供します。ハッカー視点から悪用されうるデジタル資産を包括的に洗い出し、企業が自社およびサプライヤーのセキュリティを継続的に監視・管理し、潜在的な脆弱性を早期に特定して対策を講じることを支援します。
◎製品紹介ページ:https://www.cycraft.com/ja/xcockpit/easm
CyCraft CEO 兼共同創業者である Benson Wu は、次のように述べています。「この度、沖縄県を拠点としながら日本全国にセキュリティサービスを普及させている株式会社セキュアイノベーションと協力関係を締結し、今後更に日本企業に対し、迅速で、広く普及可能かつ高効率な AI サイバーセキュリティサービスを提供できることを大変光栄に思います。今回の協業は、台湾と日本のデジタル・レジリエンスを強化するだけでなく、企業同士の協力による共存共栄の効果的な協力関係の模範を示し、日本におけるサイバーセキュリティの新たな局面を切り開くものと信じます。弊社が日本に拠点を置き、ビジネスをここまで発展させるまでには、台湾の国家発展委員会、デジタル発展部、外交部、そして台湾のスタートアップ企業の発展のための支援団体 Startup Island Taiwan の長期的な支援がありました。ここで改めて深く感謝申し上げます。」
セキュアイノベーションの代表取締役である栗田智明氏は、次のように述べています。「セキュリティ企業としての信頼も厚く、技術力においてもグローバルで高評価を受けているCyCraft社とのパートナー締結ができたことを大変嬉しく思います。CyCraft社の持つ技術や情報のカバー領域は、セキュリティ強化が急がれる日本の中堅中小企業にとって有効な選択肢となり、セキュアイノベーションが持つセキュリティ対策のノウハウと掛け合わせることで、実践的なセキュリティ強化施策になると確信しております。」
セキュアイノベーションは、沖縄県を本社とし、高付加価値なサイバーセキュリティサービスを提供する専業ベンダーとして全国にサービスを展開してきました。脆弱性の可視化やリスク管理等を目的とする「脆弱性診断」や、セキュリティソリューションの監視・運用を行う「SOC」を事業の中核としながら、ダークウェブ情報漏洩調査、デジタルフォレンジック、ペネトレーションテスト、SIEM・EDR・EPP・UTM等のセキュリティ製品のセキュリティマネージドサービス、IoTセキュリティ、セキュリティ教育サービス等の、顧客ニーズに沿ったサービスをラインナップし、培ったノウハウから自社製品の開発・販売も推進しています。
また、これまで全国にサービスを展開してきた知見や導入支援の経験を活用し、地域に根差した高度人材の育成から、地域に寄り添ったビジネスを展開する「地産地消モデル」の確立を目指しながら、日本国内外におけるサイバーセキュリティ水準の向上や、持続可能で豊かな社会の実現を目指して貢献してまいります。
CyCraft(サイクラフト)は、アジアをリードする AI サイバーセキュリティ企業で、 AI 技術を活用したセキュリティ防御の自動化に注力しています。製品ソリューションは、大規模言語モデル( LLM )セキュリティの AI レッドチームによる自動検証や、 AI ガードレール技術によるクラウドおよびオンプレミスモデルのセキュリティ強化を含み、最終的には AI エコシステム全体に多層的なサイバーセキュリティのレジリエンスを構築することを目指しています。
中核となる「 XCockpit プラットフォーム」には、 XASM ( Extended Attack Surface Management )の 3 つの主要防御機能である、外部エクスポージャー管理機能、アイデンティティ特権最適化管理機能、エンドポイント自動セキュリティ態勢管理機能が搭載されています。これにより、企業に対し事前かつリアルタイムの多層防御策を提供します。政府、金融、半導体などのハイテク業界における豊富な実績と、 Gartner など国際機関からの高い評価を背景に、 CyCraft はアジアで最先端の AI サイバーセキュリティオペレーションセンターの構築を進め、企業のデジタルレジリエンスの防衛に全力を注いでいます。
CyCraft(サイクラフト)は、AIによる自動化技術を専門とするサイバーセキュリティ企業。2017年に設立され、台湾に本社、日本とシンガポールに海外拠点を持つ。アジア太平洋地域の政府機関、警察・防衛機関、銀行、ハイテク製造業にサービスを提供している。CyCraft の AI技術 と機械学習技術によるソリューションが評価され、CID グループ とテマセク・ホールディングス旗下のパビリオンキャピタルから強力なサポートを獲得し、また、国際的トップ研究機構である Gartner、 IDC、Frost & Sullivan などから複数の項目において評価を受けている他、国内外の著名な賞をいくつも受賞している。また、国内外を含む複数のセキュリティコミュニティ、カンファレンスに参画し、長年にわたりセキュリティ業界の発展に尽力している。